参院選特番でキャスターを務めるNHK出身の3人(左から)池上彰氏、有働由美子氏、大越健介氏(C)朝日新聞社
参院選特番でキャスターを務めるNHK出身の3人(左から)池上彰氏、有働由美子氏、大越健介氏(C)朝日新聞社

「6月19日に行われた杉並区長選に早朝投票に行く太田光さんが女性週刊誌に直撃されていましたね。それだけ、太田光さんの選挙特番の再登板に注目が集まっているのだなと思いました」(三杉さん)

 記憶に残っている人も多いと思うが、注目が集まるのは、昨年の衆院選特番での「ご愁傷さま」発言で炎上してしまったから。二階俊博・自民党前幹事長(当時)には、

「いつまで政治家を続けるおつもりですか?」

 と斬り込み、小選挙区で落選し、苦渋の表情を浮かべる甘利明幹事長(当時)には、

「ご愁傷さまです」

 と言い放った。

 これに対し「失礼だ」「言葉が悪い」「そこまで言うのはいかがなものか」と視聴者から大ブーイングが起こった。太田光本人は自身のレギュラー番組で「たしかに言葉遣いが悪かった」「テクニック不足は否めない」とひたすら謝り、火消しとなったが、選挙特番の再登板はないのではないかというくらいの大炎上だった。三杉さんは、あの炎上をこう振り返る。

「選挙特番にまた起用してもらおうとわざと炎上させたのではないかという噂が立ちましたが、あそこまで炎上したのでそれはないと思います。前回の衆院選特番での発言も、そこまで悪意があったわけではないというのはファンにはわかるのかもしれません。ただ、選挙特番は普段バラエティー番組を見ない人も見るわけですから、そこには温度差がありますよね。選挙特番で鋭いツッコミをするのはいいと思うのですが、全面的に“ご愁傷さま”と言ってしまって空回りする感じも太田光さんの味と言えば味。“ホームランか三振か”というタイプで、常にきれいなヒットを打つ方ではないですからね。だから、ばかウケもすれば、ちょっとすべり気味な感じになってしまうこともあるわけです」

 結果的にすべったまま立ち上がれないかと思うほどの目に遭ったわけだが、参院選特番で再登板となるのも「うなづける」と三杉さんは言う。

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