その一方、前回のロシア大会では初の試みとしてU-19代表の23人をベースキャンプに帯同させ、計9日間に渡って移動や宿泊も含めたW杯を仮体験。当時のメンバーには久保建英や大迫敬介、谷晃生、伊藤洋輝、菅原由勢らがおり、現地でA代表とのトレーニングマッチも行いながら2試合(コロビア戦、セネガル戦)を生観戦し、多くの刺激を受けた。

 そして今大会でも2024年のパリ五輪世代のU-19代表を帯同せる方針との報道がある。日本サッカー協会が先日発表した「Japan’sway(ジャパンズ・ウェイ)」を実現させるためにも、より多くの選手の中にW杯の経験を蓄積していくことは、やはり重要なこと。これまで扱い方が曖昧だった「サポートメンバー」の役割を整理し、確実に“未来”へと繋げてもらいたい。(文・三和直樹)