まずは新リーグの顔とも言えるフィル・ミケルソン(米)。いくつかの報道によれば、その額は2億ドル(約266億円)とされ、今年8試合でプレーするとされている。これまでメジャーで6勝し、PGAツアー通算45勝を挙げているミケルソンだが、年齢は52歳と既にシニア入り。となれば、30年のキャリアで稼いだ倍以上のオファーを断る理由はないということなのだろう。

 ミケルソンと同じく「LIVゴルフ」加入で注目を浴びたダスティン・ジョンソン(米)はどうだろうか。メディアのレポートによれば、ジョンソンが手にした金額は1億5000万ドル(約199億円)。現在38歳のジョンソンは、まだまだPGAツアーの第一線で活躍できそうだが、メジャー2勝、PGAツアー通算24勝しており、巨額の報酬を前にして「PGAツアーではやり切った」という思いが芽生えてもおかしくはないだろう。

 第2戦の前に“移籍”が発表されたブライソン・デシャンボー(米)も、破格の条件を提示されたようだ。報道によれば、その金額は1億ドル(約133億円)以上。PGAツアーを主戦場にすることを示唆していたが、蓋を開けてみれば移籍理由を「ビジネス」と割り切り、新リーグへの参戦を果たした。

 デシャンボーのようにPGAツアー“残留”を匂わせていたのに翻意したといえば、ブルックス・ケプカ(米)だ。PGAツアー通算8勝のうち4勝がメジャーという大舞台での強さが魅力だったケプカは、加入に否定的なコメントをしていたが、急転直下で新リーグへの移籍を決断。契約金は1億5000万ドル(約199億円)にのぼると言われており、先に「LIVゴルフ」入りしていた弟のチェイス・ケプカと同じ舞台でプレーすることを決めた。

 その他にもセルヒオ・ガルシア(スペイン)、ポルター(英)、ウェストウッド(英)、グレーム・マクドウェル(北アイルランド)、そしてパトリック・リード(米)が「LIVゴルフ」でのプレーを選択。彼らにも相当な契約金が支払われているとされている。

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松山英樹にも“巨額のオファー”