■目の健康を保つために

●ライフスタイルを見直して目の負担を減らすことが大事
目の酷使は、様々な目のトラブルの原因となります。目を閉じたり遠くを眺めたりしてこまめに目を休ませることを心がけると共に、目に負担をかけない環境を整えましょう。

●パソコンやスマホは適切に使用する
長時間にわたるVDT作業を避け、1時間につき10~15分程度の休息をとりましょう。ディスプレイは視線 のやや下方に設置することで、目の疲れや乾きが生じにくくなります。画面から発せられるブルーライトも目の疲れを引き起こしやすいので、ブルーライトカットのメガネやフィルムを利用するのもよいでしょう。

●室内の環境を整える
部屋の照明は明るめにし、読書や細かい作業の際に明るさが足りない場合は手元を照らすライトなどを利用しましょう。エアコンの風は目に直接風が当たらないようにし、乾燥している時は加湿器などで湿度を保ちましょう。

●自分に合ったメガネやコンタクトレンズを利用する
眼科医の処方のもとに購入し、使用方法や装着時間を 守ることが大事です。老眼が始まったと感じたら老眼鏡を早めに利用し、目を疲れさせないようにしましょう。

●目の体操
VDT作業中は意識的にまばたきを多くしてドライアイの予防を。目をギュッとつむって、カッと開く体操も、目の血行促進・涙の分泌促進に有効です。

●血流をよくする
まぶたの皮膚は薄いため、冷えやすく、血流が悪くなりがち。目の疲れを感じたら、約40°Cに温めた蒸しタオルやアイマスクで目全体を覆って温めてみましょう。

●抗酸化を意識したケアが 目の老化予防にも有効
目の健康は体の健康と切り離すことができないため、過労・ストレス・睡眠不足を避け、栄養バランスのよい食事と適度な運動で心身を健康に保つことが、そのまま目の健康維持につながります。加齢に伴う不調が増える中高年の人は、特に抗酸化を意識したケアを実践しましょう。

●紫外線対策は万全に
紫外線は活性酸素を増やし、老眼や白内障の進行を早めることが知られています。日差しの強い季節には帽子や日傘を用いたり、UVカット効果のあるメガネやサングラスを着用したりする習慣をつけましょう。

●食事で抗酸化物質を摂る
抗酸化物質は細胞を傷つける活性酸素を減少させ、血流をよくして全身に酸素と栄養を供給します。ビタミンA、C、Eやポリフェノールなど抗酸化物質を含む食品を、毎日の食事に積極的にとり入れましょう。

監修/入谷栄一先生
監修/入谷栄一先生

監修/入谷栄一(いりたに・えいいち)先生
いりたに内科クリニック院長。総合内科専門医、呼吸器専門医、アレルギー専門医。日本メディカルハーブ協会顧問。東京女子医科大学呼吸器内科非常勤講師。在宅診療や地域医療に力を入れる他、補完代替医療やハーブ、アロマに造詣が深く、全国各地で積極的に講演活動も行う。著書に『病気が消える習慣』、『キレイをつくるハーブ習慣』(経済界)など。

日本メディカルハーブ協会HP

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