醤は、一度作ってしまえば冷蔵庫で4カ月ほど保存でき、継ぎ足して作ることもできるという。

 そしてこの醤さえあれば、ワインと相性のいい秋のおつまみも簡単に作ることができる。まずは、きのこの香りが口いっぱいに広がる「3種のきのこの粒マスパテ」から。

◆ 3種のきのこの粒マスパテ

清水さんによれば、コツは、醤と粒マスタードをなじませるように炒めること。香りで秋を実感できる##キャプション
清水さんによれば、コツは、醤と粒マスタードをなじませるように炒めること。香りで秋を実感できる##キャプション

 2人分の材料は、以下の通り。

  •  しめじ 70グラム
  •  エリンギ 60グラム
  •  まいたけ 50グラム
  •  オリーブオイル 大さじ1
  •  にんにく(みじん切り) 1かけ分
  •  タイム(手で葉をちぎる) 少々    
  •  塩 ひとつまみ 
  •  醤 大さじ1と1/2  
  •  粒マスタード 小さじ1と1/2

 
 きのこ類は細かくみじん切りに。フードプロセッサーで細かくしてもいい。フライパンでオリーブオイルとにんにくを熱し、香りが出てきたらみじん切りにしたきのこ類と塩、タイムを加え、蓋をしてしんなりするまでよく炒める。最後に醤と粒マスタードを加えてよく混ぜれば、あとは冷ますだけ。

「バゲットにのせて食べてみて。来客があるときも、あらかじめ作って冷ましておけば出すだけなので、便利です」(清水さん)


◆ さつまいもとくるみの醤炒め

みりんを加えたら、しっかりアルコールを飛ばすこと。さつまいものホクホク食感がたまらない
みりんを加えたら、しっかりアルコールを飛ばすこと。さつまいものホクホク食感がたまらない

 次は、シナモンの風味とくるみの食感がアクセントになる一品を。2人分の材料は、こちらもごくシンプル。

  •  さつまいも 1/2本   
  •  まいたけ 1/2袋  
  •  くるみ 15グラム  
  •  しょうが(みじん切り) 小さじ1 
  •  シナモンパウダー 少々 
  •  醤 大さじ1  
  •  みりん 大さじ1  
  •  バター 小さじ1/2  
  •  オリーブオイル 適量

 さつまいもは皮を縞状にむき、1センチ程度の細切りに。まいたけは食べやすい大きさにほぐし、くるみは粗みじん切りにする。フライパンにオリーブオイルを熱し、しょうがを炒め、さつまいもとまいたけに塩ひとつまみ(分量外)を加えて炒める。蓋をしてさつまいもにじっくり火を通したら、くるみを加え、さらに醤、みりんを加えてよく炒め、最後にバターを加えて全体にからめればできあがり。仕上げにシナモンパウダーを振りかけて。

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