浦道氏が投稿したことを認めたLINE。差別用語まで使われている
浦道氏が投稿したことを認めたLINE。差別用語まで使われている

「これは私ひとりの問題ではありません。一部男性議員ではありますが、女性議員への差別や蔑視、誹謗(ひぼう)中傷は目に余るものがあります。党の綱領及び規約等に反し、本党の運営に著しい悪影響をおよぼす行為ではないでしょうか。これは絶対にたださないといけないし、組織には生まれ変わってほしい。こうしたことが二度と行われないように、党にはきちんと防止策を講じて、女性議員がハラスメントを受けることなく政治を行う環境をしっかりと整えていただきたいです」(同)

 当の浦道氏はどう答えるのか。対面での取材を申し込んだが断られたため、電話で話を聞いた。

──加藤氏に対して「他の候補を応援すると公認しない」と言ったのか。

 私は公認権を持っていませんから。

──LINEのグループで「女性だとかジェンダーだとか、ほざいている連中ってキチガイしかいないんですかね」という投稿をしたのは間違いない?

 はい、いわゆる雑談をするようなメンバーですから。

──「共通するのはポンコツばかり」という投稿もあった。

 私もいろいろなLINEをやります。行き過ぎたと思うものは削除したりするので、全部覚えていないこともあります。ただ、言えるのはグループLINEですよね。そこには加藤さんは入っていないし、加藤さんとはLINEなんかやったこともない。仕事帰りに仲間うちで飲みに行ったときのあれ(軽口)じゃないですか。

──投稿した文面を問題だとは思っていない?

 グループLINEが数人だったとしても、軽率だったという思いはあります。

 LINEの投稿は「軽率だった」と認めた浦道氏だが、謝罪の言葉はなかった。

 立憲神奈川県連では、別の男性県議からの「パワハラ」を訴えている女性議員が2人いる。

 県議の野田治美氏(横須賀市)と佐々木奈保美氏(小田原市)だ。2人はともに19年に当選した県議1期生。先月、横浜市内で記者会見を開き、同じ会派に所属する複数の男性県議からパワハラを受けたと訴えた。

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