ケイリーンさんの2軒目は、レトロな雰囲気のカフェ。庶民的なエリアの鞍馬口通の中ほどに現れる、風格ある門構えの「さらさ西陣」だ。1998年まで銭湯として営業していた築80年の「藤の森温泉」がリノベーションされ、市内で人気の「さらさ」の2号店として、カフェに生まれ変わった。和製マジョリカタイル全面張りのアンティークな雰囲気の店内で、ボリュームのあるフードやスイーツをいただける。
「廃業したお店を別の形で生まれ変わらせたことに感動。タイルや屋根など元の建物を生かして、レトロな雰囲気を残しているのが素敵!」
とケイリーンさん。ライブや展示会などイベントも多く、多様な世代が集まる交流場所として常に活気づいている。
最後にケイリーンさんが挙げたのは、「伊藤軒/SOU・SOU清水店」。1864年創業の和菓子店「伊藤軒」と京都の人気テキスタイルブランド「SOU・SOU」がコラボしたスイーツ&雑貨の店だ。「SOU・SOU」の大ファンで、クロゼットやアクセサリーの半分が「SOU・SOU」のものだというケイリーンさんは、「SOU・SOUのお菓子が味わえるなんて幸せ!」と興奮気味。数字など「SOU・SOU」の代表的なテキスタイルデザインをモチーフにした、カステイラや羊羹などの和菓子をラインアップし、見た目のかわいさはもちろん、美味しさも老舗和菓子店のお墨付きだ。マスクやがま口などのアイテムは、お土産にしたい。
(構成 生活・文化編集部 白方美樹)