
■ウクライナの人々には心のケアを
KAZKAのメンバーは10月21日には広島を訪れ、原爆資料館、原爆ドームなどを見学。「広島で起こったことをウクライナで起こしてはならない。二度と戦争が起きないように、世界に訴えたい」と思いを語った。
KAZKAの来日をサポートした「全心連ウクライナ「心のケア」交流センター」代表の浮世満理子さんは「ウクライナから避難されてきた方は、大きな心の傷を負っています。生活支援、就業支援はもちろん、心のケアも重要です」と言う。
ロシアによるウクライナ侵攻がはじまって約8カ月が経過したが、いまだ終わりは見えず、現地では厳しい状況が続いている。日本に避難したウクライナの方々の心理的、身体的なストレスも極めて深刻。我々ができることは数多くあるはずだ。
(森朋之)
KAZKA/エレクトロ、フォーク、ポップスの要素を融合させた音楽グループ。ボーカルのオレクサンドラ・ザリツカを中心に2017年に活動をスタート。2018年発表の「プラーカラ(泣いた)」がShazam(楽曲検索アプリ)ワールド・チャート1位となり、世界的な知名度を得た。
一般社団法人全国心理業連合会 ウクライナ「心のケア」交流センター/日本人とウクライナからの避難民、在日ウクライナ人の交流の場を作り、惨事ストレスの“心のケア”、生活支援などをサポートしている。ホームページ(https://www.mhea.or.jp/ukraine-himawaricenter/)