日米野球では岩田稔(元阪神)からホームランを放ち、インスタグラムではNPBのオリックスをフォローするなど何かと日本との“縁”もあるロンゴリア。かつてメジャーの大物としてオリックスに加入したアダム・ジョーンズ外野手も似たような境遇で来日しているだけに期待は膨らむ。

 他には、エンゼルス時代に大谷翔平ともプレーし、通算173本塁打のコール・カルフーン外野手(今季はレンジャーズ、35歳)、同163本塁打のアダム・デュバル外野手(前ブレーブス、34歳)、同109本塁打のヘスス・アギュラー一塁手(前オリオールズ、32歳)らは年齢や最近の成績などを見ると、日本に来る可能性はあるのではないか。

 また、今シーズン巨人でプレーしたグレゴリー・ポランコ外野手のように若くから将来を嘱望されながらも、伸び悩んだ感もあるジャッキー・ブラッドリーJr.外野手(前ブルージェイズ、32歳)、ルーグネッド・オドル内野手(前オリオールズ、28歳)もともに通算100本塁打以上放っており、面白い存在だ。

 一方、投手は野手に比べ大物と呼べる選手が来るケースが少ないが、先発投手で条件的に当てはまるのはダラス・カイケル(前レンジャーズ、34歳)になるだろう。カイケルはアストロズ時代の2015年にリーグ最多の20勝(8敗)、防御率2.48、216奪三振をマークしサイ・ヤング賞を受賞した左腕。サイ・ヤング賞受賞後も、2度2ケタ勝利を記録するなど、メジャー通算で101勝(91敗)をマークしている。

 最近ではシーズンが60試合に短縮された2020年に6勝2敗、防御率1.99と好成績を残したが、昨シーズンは防御率が5点台まで悪化。今季もホワイトソックス、ダイヤモンドバックス、レンジャーズの3チームでプレーして2勝9敗、防御率9.20と苦しんだ。仮にプレーを続けるとなればメジャー契約を結ぶのは難しい状況なだけに、金額的には決してNPBの球団が手の届かない選手ではないだろう。

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元NPB助っ人の再来日も?