その他、先発投手はFA市場で需要が高いということを鑑みても中々候補になる選手がないのが実情。だが、リリーフ投手では世界最速左腕のアロルディス・チャップマン(前ヤンキース、34歳)、オリオールズ時代の2016年にセーブ王に輝きメジャー通算154セーブのザック・ブリトン(前ヤンキース、34歳)あたりが実績がありながらも、メジャーでは厳しいオフとなりそうな選手だ。

 また、大物ではないが、ピアース・ジョンソン(元阪神、前パドレス)、ジョエリー・ロドリゲス(元中日、前メッツ)、マット・ムーア(元ソフトバンク、前レンジャーズ)などメジャーでも一定の成績を残した元NPBの助っ人たちもFAとなっている。特にジョンソン、ロドリゲスの2人はメジャー契約が微妙なこともあり、条件さえ合えばNPB復帰もあるかもしれない。

 コロナ禍以降は大活躍するような助っ人が誕生せず、かつ円安ということも加わり、例年以上に外国人選手の獲得は難しくなるだろう。しかし、近年は日本プロ野球の価値も高まり、金銭的な面だけでなくNPBでのプレーを望む外国人選手も増えた。ここ数年の流れを見ても、ここに取り上げた選手だけではなく、「まさか、あのスターが日本に?」といった選手の来日もあるかもしれない。注目が集まる国内FAの選手だけではなく、このオフも助っ人補強には要注目だ。

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