また「ドイツ代表は世代交代がうまくいっていない」と分析する。

「ドイツ代表は2018年のロシアW杯でもグループステージで敗退し、20年のEUROでも決勝トーナメント1回戦でイングランドに0-2で敗退している。世代交代がうまくいかず、以前のような攻守のスキのない強さが見られなくなっている。日本代表は大金星を挙げましたが、グループステージの3戦目で対戦するスペイン代表や勝ち上がった場合に決勝トーナメントで戦う相手はドイツ代表よりも強い。森保監督はドイツ戦のハーフタイムから動きましたが、それでは手遅れになるレベルの相手です。ドイツ戦では猛攻を受けた前半に動かなかったですが、フォーメーションを変更して対処しなければ、今後対戦する相手は失点を積み重ねて手遅れになる。神采配と絶賛するのは早いと思います」

 W杯の全64試合を無料生中継する「ABEMA」でドイツ戦の解説を務めた元日本代表MF本田圭佑は試合後、「勝てたのはもちろん(森保監督の)采配のおかげなんですけど、気になる采配はあったんで、コスタリカ戦ではその課題をしっかり修正しないと。ドイツが勝ち試合を落としたとも言えるんで。勝った日本はもちろん素晴らしいんですけど、次に向けてしっかり修正してほしいと思います」とコメントしている。

 ドイツ戦の逆転勝利で最高のスタートを切ったが、W杯はこの先も続く。今回出場しなかったメンバーを含め、森保監督はどんな用兵術で試合を組み立てるか注目される。(今川秀悟)

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