また、今大会10位に滑り込んでシード権を18年連続で守った東洋大の巻き返しも期待できる。故障でエントリーから外れたエース・松山和希(3年)が戻ってきた上で、2区で区間19位とブレーキになった石田洸介(2年)の奮起に期待。「松山不在」で戦った今年度の三大駅伝(出雲9位、全日本8位、箱根10位)の経験は、チーム全体の成長に繋がるはずだ。
来年の箱根駅伝も、駒澤大が優勝候補筆頭になることが予想されるが、今年ほど“絶対的な強さ”を手に入れているかどうかは不透明。前回王者の青山学院大もチームを作り直す必要がある。その一方で、中央大、國學院大、順天堂大、早稲田大といった“第2グループ”がチーム力アップに自信を見せる。戦力は拮抗。全国の大学へと門戸が開かれる記念すべき第100回大会は、再び群雄割拠の「戦国駅伝」となりそうだ。
※配信時、「篠原倖太朗(3年)」と記載していましたが、正しくは「篠原倖太朗(2年)」でした。お詫びして、訂正いたします。