スタンダードプードルの愛犬と孫をこよなく愛するおばあちゃんが、「たまねぎ」の名前で投稿を続けるインスタグラムとブログが話題だ。インスタのフォロワーは55万人超。Ameba公式トップブロガーにも認定され、いまや「わんこ界のトップインフルエンサー」との呼び声も高い。
そのたまねぎさんが、日々手作りする「犬ごはん」のレシピ本を出版した。愛犬の肝臓の数値が「とんでもないこと」になり、余命宣告を受けたことをきっかけに、調理師でAPNA(R)ペット食育指導士の資格を持つ友人tamakiさんの勧めで手作りごはんにトライしてみたというたまねぎさん。愛犬の体にいいことは何だってやる!という思いで続けた結果、数カ月後には数値が標準値に戻り、愛犬の体は飼い主が与えるものでできている、と実感したという。
手作りの犬ごはんには、メリットがいくつかある、とたまねぎさんは言う。「愛犬の体調に合わせて食材を選べること」「水分をたっぷり摂れること」などだ。
おなかを壊している時は胃腸にやさしいごはん。ぽっちゃりさんには低カロリーのごはん。体調に合わせて食材から作り方まで調節できるのが、手作りのいいところ。老廃物を体から出すために必要な水分も、野菜などを入れた手作りならたっぷり摂れる。そしてなにより、食事の支度をしている最中に「今日はなぁに?」といわんばかりに目をキラキラさせてのぞき込んでくる愛犬たちが、かわいくて仕方がない。
そんなたまねぎさんのレシピ本から、前出のtamakiさんと一緒に考えたという「体いたわりレシピ」2種類を紹介したい。もちろん、不調が続いたり、病気の兆候があったりする場合は、まずは獣医師の診断が必須。愛犬に持病がある場合も、食べさせていいものやNG食材などについて、食事療法がわかる獣医師にあらかじめ相談してから始めることが重要だ。