その後、中身の具材やトッピングなどに工夫を凝らしたさまざまな「ロール寿司」が考案され、現在ではそれぞれのお寿司屋さんが独自の「ロール寿司」を提供するなど、アメリカでは一般的な寿司のジャンルとなっています。
くら寿司はアメリカにも22店舗があり、日本と同じく毎日多くのお客さまでにぎわっているのですが、もちろん「ロール寿司」もメニューにあります。
レッドドラゴンロールやタイガーロール、キャタピラーロールなど、さまざまな独自の「ロール寿司」を提供していますが、中でも一番の人気は、エビマヨときゅうりを裏巻きにして、上にスパイシーソースと甘だれをかけ、パン粉をトッピングした「ゴールデンクランチロール」です。
これからの夏休みに、アメリカに旅行される方もいらっしゃると思います。「せっかくアメリカにきてるのに寿司なんて」と言わずに、アメリカでしか食べられない、独自に進化したオリジナルの「ロール寿司」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
※AERAオンライン限定記事
◯岡本浩之(おかもと・ひろゆき)
1962年岡山県倉敷市生まれ。大阪大学文学部卒業後、電機メーカー、食品メーカーの広報部長などを経て、18年12月から「くら寿司株式会社」広報担当