21日の公式練習での宇野昌磨
21日の公式練習での宇野昌磨
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   今シーズン負けなしの宇野昌磨(トヨタ自動車)が、底力を見せた。

【写真】演技後の宇野のこの笑顔!手ごたえを感じた?

 4年ぶり日本開催となるフィギュアスケート世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)。23日夜には注目の男子シングルのショートプログラムが行われた。宇野にとっては7度目の出場。昨年は6度目の挑戦で悲願の優勝。連覇がかかる今年だが、囲み取材での「弱気な発言」や練習での転倒といったアクシデントもあり、心配された。しかしふたを開ければ、ショートプログラムで圧巻の演技。21日の公式練習後の囲み取材の主なやり取りを掲載する。

――状態は。

 NHK前に匹敵するほど今年一ひどい状態。ジャンプが先々週ぐらいまではできていたんですが、先週ぐらいからあまりにもひどくなりまして。最近では、試合会場に入って調子が(よくなり、状態が)変化という良さがあったんですが、ある意味今回は練習してきた通りの状態のまま今臨んでしまっている。決して落ち込んだり焦ったりはしなくて、できるという自信があるわけではないんですけど。焦っても仕方ないので試合の日までどうすることが自分のいつもの状態に戻せるかというのを模索しながら今日の夜、明日、頑張りたいと思います。

――今回の世界選手権は連覇がかかる大会。ある意味追われる立場だが。

(それを)感じられるほどの調子があればよかったんですけど、そんなことも言っていられない状況なので、ほんとに目の前のことに必死というか、ただ今日までやってきた練習というのはしっかり、無駄にしないように気持ひとつですべてが投げやりになってしまわないように最後まで最善を尽くした上で頑張りたいと思います。

――今回は、大会の声援が聞けると思うが、感じられることは?

 この数年間失われてしまったものが少しずつと取り戻されていくように感じられます。しっかり皆さんが期待していただいていることに応えたいという気持ちもあるので、しっかり頑張りたいと思います。

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ほんとにひどい状態ではありますけど