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標高が高い城 ベスト10
日本一標高の高い城郭は、1760mの贄川城とされ、戦国の山城であれば、標高1000m級が列挙される一方、近世城郭に限定すると、800mクラスの高遠城が1位となる。
現存12天守のうち、もっとも標高の高い地点に築かれたのは、山城の備中松山城ではなく、平城の松本城であり、山国信濃(長野県)は、半数の5城を占めた。
1位 / 高遠城 804m
2位 / 高島城 760m
3位 / 岩村城 717m
4位 / 小諸城 658m
5位 / 松本城 592m
6位 / 高取城 583m
7位 / 上田城 456m
8位 / 備中松山城 430m
9位 / 三春城 407m
10位 / 沼田城 400m
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駅近な城 ベスト5
現代の住居では駅近の物件が好まれるように、城跡も駅から近ければ、集客力を期待できる。ただし、駅が近過ぎると、長岡城のように遺構の破壊という悲劇も生じた。
1位 / 長岡城 JR上越新幹線長岡駅 徒歩0分
1898年、北陸鉄道(北陸本線)の長岡駅開業とともに本丸の遺構は消滅。駅構内には城跡であったことを示す案内板等が設置される。
1位 / 三原城 JR山陽新幹線三原駅 徒歩0分
山陽新幹線の建設とともに本丸は分断されたが、新幹線のホーム下には、往時の石垣が現存。見学通路をたどれば、天守台を探査できる
3位 / 高松城 高松琴平電鉄高松築港駅 徒歩2分
4位 / 福山城 JR山陽新幹線福山駅 徒歩3分
5位 / 明石城 JR山陽本線明石駅 徒歩5分
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近世城郭が多い都道府県 ベスト5
今回ランクインした城が密集するエリアには、譜代大名や親藩大名が配置される傾向が強かった。それらは隣国の強大な外様大名を監視する役割を果たし、幕藩体制の安定に貢献した。
1位 / 福島県 9城
会津若松城・猪苗代城・福島城・三春城・二本松城・白河城・平城・相馬中村城・棚倉城
1位 / 三重県 9城
長島城・桑名城・神戸城・伊勢亀山城・津城・田丸城・松坂城・伊賀上野城・鳥羽城
3位 / 長野県 8城
飯山城・松代城・上田城・小諸城・松本城・高遠城・高島城・飯田城
3位 / 愛知県 8城
吉田城・田原城・岡崎城・西尾城・刈谷城・挙母城・名古屋城・犬山城
3位 / 兵庫県 8城
尼崎城・篠山城・明石城・姫路城・龍野城・赤穂城・出石城・洲本城
(監修・文/外川 淳)
※週刊朝日ムック『歴史道 Vol. 26 江戸三百藩の名城大図鑑』から抜粋