「1日に生産できる酵素の量は決まっています。食べすぎで消化酵素を浪費し続けていると、代謝酵素として使える量が減ってしまう。そうなると、代謝活動がうまくいかないので、免疫力の低下、便秘などの不調が出てしまいます。朝食を抜けば体は消化酵素を使わなくて済むので、代謝酵素がしっかりと働き、病気になりにくい体になることができるのです」
もちろん、断食を避けた方がいい人もいる。重い肝臓病や腎臓病、心臓病や不整脈がある場合などは、必ず医師との相談が必要だ。体重が平均よりも2割以上少ない人や成長期の子どもも避けた方がいいとされる。
そのような心配のない人にとっては、朝食を食べないだけで健康体になれ、食費も時間も浮いて一石三鳥。興味のある人は、チャレンジしてみるのをオススメします。(編集部・作田裕史)
※AERA 2019年4月1日号より抜粋