――フリーについて、うまくできた要因は。
高橋:今回は本当にバテずに、というよりパワーがまだまだ残っている状態でどんどん最後まで行ったので自分としてはレベルはとれなかったでしたけど100%、いい感触だったと思うしそれはやっぱり本当に四大陸選手権が終わってから、いい練習がつめたというのがまず一番ですし、そこでなんか自信があったので、緊張感が高かった中でも自分自身のメンタルコントロールができて、お互い信頼しあえて、といったところが息のあったところが体力を削る部分をなくしたというところもたぶんあったと思うし。いろんなことが総合的にあったからこそできたと思っています。
■奇跡ではなく練習の成果
――リズムダンスもフリーダンスもノーミスで滑り切ったことに関しての感想を。
村元:リズムダンスは冒頭のステップでミスがあったりとか、あまり自分の中ではノーミスっていう感触ではなかったんですけど、エネルギーとしてはすごく素晴らしいプログラムだったなと。今日のフリーダンスは、最初から最後までオペラ座の世界観をすごい楽しめましたし、大ちゃんと一緒にスケートをできる幸せというか、ほんとお互い信頼しあって一つひとつ息の合った演技だったと思うし、1年間本当に頑張ってきてよかったと思います。
高橋:リズムダンスでは、まあミスではないんですが…僕自身がツイヅルで普段やらないことをやってしまって…でもそんな緊張感が高かった中でも、ああいうちょっとしたミスって言いたくないけどミスがあった中でもまとめられましたし、演技としては良かったと思いますし。フリーは僕が最後のリフトでずっとミスを続けてきたので、最後までずっと緊張は続いていたんですけど、演技入ってからはずっとオペラ座の世界観に没頭していって、プログラムを、テクニカルをこなしているというより演技をしているという感覚で最後まですべることができたので、これは練習の賜物だと思っています。
――最後の最後でこういう演技ができたことは奇跡?3年間の練習の成果?
村元;奇跡ではないと思います。練習は想像以上にハードでしたし。ほんとにこう自信をもって練習してきたので、多分それの成果なのではないかな、と思います。
高橋;そうですね。ほんとにまぁこの3年培ってきたものがあったからこそ。先シーズンもし日本で開催された世界選手権だったらほんとにど緊張して…。
村元:(つぶやくように)そうだね