高カロリーのもの、脂っこいものを食べたら太るわけではない。問題は糖質だ。血糖値をリアルタイムで測れる機械を使ったダイエット法があるという。それが「血糖値コントロールダイエット」。
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健康な人の空腹時の血糖値は80~90mg/dl程度。糖質を摂取すると上昇し、1時間ほどで緩やかに下降する。血糖値が140mg/dl程度を超えるとインスリンが働き、中性脂肪のもととなるブドウ糖を蓄え始めるというから、それ以下に抑えることで、ダイエットにつながるのだ。AERA編集部の男性副編集長と女性記者の40代コンビが、実際に計器を付けて血糖値の上昇ぶりを観察してみた。
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血糖値の測定には、アボットジャパン社の「フリースタイルリブレ」を使用する。細い針のついた丸型センサーを腕に貼って、読み取り機で血糖値を測る仕組みだ。血糖値を即座に何度でも測れるので、医療現場でも使われている。センサーは電池式で2週間使え、耐水性があるので着けたまま入浴もできる。
早速、左腕にセンサーを装着。セットアップを待ちリーダーをかざすと、ピッと音がして、自分の血糖値が表示される。さぁ、いろいろ食べて血糖値がどう動くか、実験だ!
ダイエットに入る前にまず1週間、食べ物によって血糖値がどのぐらい変化するかを調べた。血糖値は食後1~2時間で上がるので、食後2時間までの最大値を取り、食事前の数値と比較した。2人が試した結果をまとめたのが、グラフだ。変化の仕方には個人差があり、また空腹の度合いなどによっても変わるので、あくまで目安として見てほしい。
ラーメン、カレーライス、おにぎりなど、糖質中心のメニューが大きく血糖値を上げていることがわかる。ワースト1位のラーメンは、それまで122だった血糖値が急上昇し、235を記録。副編集長はうめいた。
「なんてことだ。飲みの後の〆のラーメン、恐ろしくてもう二度と食べられないっ!」