Zeebra(ジブラ)/東京を代表するヒップホップ・アクティビスト。1997年のソロデビューからシーンを牽引しつづける行動力は他に類を見ない。自身が主宰するヒップホップ専門ラジオ局「WREP」で平日の12~13時、生放送「LUNCHTIME BREAKS」のMCを担当。スタジオのある渋谷の街をぶらり。レコード店にはつい立ち寄りたくなる(撮影/写真部・小原雄輝)
Zeebra(ジブラ)/東京を代表するヒップホップ・アクティビスト。1997年のソロデビューからシーンを牽引しつづける行動力は他に類を見ない。自身が主宰するヒップホップ専門ラジオ局「WREP」で平日の12~13時、生放送「LUNCHTIME BREAKS」のMCを担当。スタジオのある渋谷の街をぶらり。レコード店にはつい立ち寄りたくなる(撮影/写真部・小原雄輝)
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白ネギ/中央アジア原産。日本には奈良時代に伝わったとされる。白ネギと呼ばれるのは主に白い部分を食べる「根深ネギ(長ネギ)」。他に緑色の葉の部分が多い「葉ネギ(青ネギ)」がある。東日本では白ネギ、西日本では葉ネギを使うことが多い。青い葉の部分にはβ-カロテンやビタミンCが豊富。香り成分の硫化アリルは消化液の分泌を促し、ビタミンB1の吸収を助けるはたらきも(撮影/写真部・松永卓也)
白ネギ/中央アジア原産。日本には奈良時代に伝わったとされる。白ネギと呼ばれるのは主に白い部分を食べる「根深ネギ(長ネギ)」。他に緑色の葉の部分が多い「葉ネギ(青ネギ)」がある。東日本では白ネギ、西日本では葉ネギを使うことが多い。青い葉の部分にはβ-カロテンやビタミンCが豊富。香り成分の硫化アリルは消化液の分泌を促し、ビタミンB1の吸収を助けるはたらきも(撮影/写真部・松永卓也)

 ヒップホップ・アクティビストのZeebraさんが「AERA」で連載する「多彩な野菜」をお届けします。1997年のソロデビューからトップとしてシーンを牽引し続け、ジャンルや世代を超えて多くの支持を得ているZeebraさん。旬の野菜を切り口に、友人や家族との交流、音楽作りなど様々なエピソードを語ります。

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 白ネギって、料理の仕方で大きく味が変わりますよね。よくある、大きめに切って煮たり焼いたりしたネギは、どちらかというと苦手です。外側の繊維が硬くて、内側の軟らかさとの一体感がない。かむと、中だけ押されてにゅるっと出てきてしまう。あれがなんだかめんどくさい。2~3センチの、コロッと食べられるサイズならうれしいかな。

 なので、僕は生のほうが好きです。普段は声高に「ネギが好きだ」って宣言するほど意識していないのに、おそばとか冷ややっこを食べるときにネギがないと絶対にイヤ。ネギの刺激があって、初めて味が決まるような気がする。そこにいて当然の存在なんだけど、いなきゃ成立しないんですよね。

 味、食感、すべての問題を完全に克服しているのが白髪ネギ。硬い繊維も軟らかい繊維も、1本ずつまとまってシャキシャキしている。繊維にそってフォークで裂くだけで作れるところも簡単で楽しい。これぞ白ネギの神髄だって思います。そういう「ここがこいつのいいところなんだよ」って部分、人間にもありますよね。

AERA 2018年11月5日号