さて、日本。テストマッチの結果や「年功序列」とも揶揄されるメンバー選考もあって、国内では今のところやや期待感に欠けるが、ゴールドマン・サックスによる予想は?
3戦全敗という厳しい予想も覚悟していたが、同レポートによると1分2敗。そのままでは一次リーグ敗退だが、一方で、リーグ突破の確率も35.2%あるという。これは出場全32チーム中26位、グループHの中ではセネガルより上位だ。日本のFIFAランキングは現在61位ととても低い水準だが、統計によると日経平均株価と日本のFIFAランキングには相関関係があり、現在の日経平均株価(2万2000円超)に当てはめると、本来は世界ランキング49位程度に相当するという分析もなされている。ちなみに、日本の優勝確率は0.4%で、日本にについて分析したページは、「結果にかかわらず、ワールドカップでレッドカードを受けていないという誇り高い伝統を守ってほしい」と結ばれている。
ただし、これはあくまで予想。ゴールドマン・サックスはこうも述べている。
「サッカーは予測不能なゲームで、統計のテクニックがあっても予想は不確かなもの。だからこそ、ワールドカップはおもしろい」
予想を楽しみつつ、予想を裏切る戦いを期待したい。(AERA編集部・川口穣)