チャリティーランナーは、一人あたりの寄付が10万円と高額だが、ランナー自身が出すだけではなく、東京マラソンのホームページで寄付を募るクラウドファンディングを利用することもできる。
食事やマラソンは支援者自身が楽しめるし、3.11募金の「検索」では、お金を払う以外のアクションで支援できる。
「寄付は特別な人がすることではなく、誰にでもできる。寄付をする人が、これで社会を変えられるんだ、と思えるワクワク感が大切です」(前出の三島さん)
NPOなど定められた団体に対する個人による寄付は「寄付金控除」の対象だ。申告すると、所得税、相続税のほか、一部の自治体では住民税でも優遇措置を受けられる。
「最近は、遺産や香典を寄付したい、という問い合わせも増えています」(川井さん)
社会を変えるための自分らしい寄付。ぜひ試してほしい。(ライター・須賀華子)
※AERA 2018年2月5日号