この「自己開示」こそがプレゼンの真髄でもある、と三宅さんは強調する。

「プレゼンはビジネスシーンに限りません。家族や友だち、上司や部下とのやりとり、コンビニでの店員との会話、そこに『伝える』という要素があれば、それらはすべてプレゼンだといえます。プレゼンの本質は対話なのです」

 対人関係や対話が苦手な人、これまでのプレゼン本では解決できなかった人にこそ本書を薦めたい。あなたらしいプレゼンをするためのヒントが、きっと書かれているはずだ。(ライター・矢内裕子)

AERA 2018年1月22日号

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