■予測不可能なことが前頭葉を活性化させる
「おおぴっらに言えないこと」といえば、まずギャンブルが挙がるでしょう。
競馬・競輪・競艇などのギャンブルや、株、FX(外国為替証拠金取引)などの投資は、お金がかかっているだけに頭を使います。自然と勉強をすることにもなるので、脳によい影響を与えることができます。
また、ギャンブルは外に出かけるきっかけになりますし、投資はパソコンやインターネットに触れるきっかけになります。老後資金をなくさない程度に、遊びでやるのであれば、好ましい趣味といえるでしょう。
ギャンブルや投資のいちばんいいところは、どれだけ考えても予想どおりにはいかないところです。予想どおりにいくなら、誰もが億万長者になってしまいます。それが前頭葉にとっていいのです。
前頭葉は、予測不可能なことにとり組んだり、意外性のあることに対処することで活性化します。ですから、マージャンや将棋といったゲームも、前頭葉を刺激するにはうってつけです。相手は自分の期待どおりの手を打ってこないからです。
逆にいうと、結果の予測がついてしまうこと、意外性のないことは、前頭葉を刺激しません。現役時代、事務などのルーティン仕事をしていた方はとくに、ギャンブルやゲームなどの趣味を持つことで、前頭葉を刺激する習慣をつけたほうがいいかもしれません。
■キャバクラやポルノも悪いものではない
キャバクラやマッチングアプリも、これまでまじめに生きてきた人には無縁の存在だったかもしれません。だからこそ、前頭葉にかつてない刺激を与えることができるといえます。
胸がときめくことで男性ホルモンも分泌されるので、意欲や好奇心も湧いてくることでしょう。
実際、たまに銀座に行くと、私の二回りは上だろうと思われるおじいさんが、驚くような美人を連れて歩いているのを目にすることがあります。また、モナコを旅したときは、派手なフェラーリから降りてくるのは、決まって女性を連れたおじいさんでした。