「詰めないコンテナ弁当」に使いやすい3種のコンテナ。左から、480ミリリットル、300ミリリットル、130ミリリットル。この記事では300ミリリットルを使うが、食欲旺盛な人向けなら材料を増やして480ミリリットルを使ってもいい
「詰めないコンテナ弁当」に使いやすい3種のコンテナ。左から、480ミリリットル、300ミリリットル、130ミリリットル。この記事では300ミリリットルを使うが、食欲旺盛な人向けなら材料を増やして480ミリリットルを使ってもいい
この記事の写真をすべて見る

 4月から始まったお弁当作りが、すでにマンネリ……ということはないだろうか。この数年で、お弁当の強力な助っ人となったのは「スープジャー」だが、スタジオ食(coo)を主宰する管理栄養士の牧野直子さんは、出版したばかりの著書『ムリなくできる! 栄養のこと、ちゃーんと考えた 毎日おいしい弁当』で、保存容器のコンテナを活用した「詰めないコンテナ弁当」を提唱している。お弁当箱に「詰める」手間が不要になる新たな助っ人の登場となるか。本の中からレシピと共に紹介したい。

【写真】手間いらず! レンチン調理でそのまま持参「詰めないコンテナ弁当」はこちら

 牧野さん提唱の「詰めないコンテナ弁当」は、コンテナに切った材料と調味料を入れてレンチンし、冷ましてそのままお弁当として持っていく、というもの。コンテナを調理器具としてもお弁当箱としても使う、目からウロコのアイデアだ。言われてみれば、コンテナは密閉性も高く、一般的なお弁当箱よりも軽くて持ち運びやすい。ほかの調理器具をほとんど使わないので、洗いものも減る。レンチンしている間にほかのことができるので、時短にもなりそうだ。

 ここからは、具体的にコンテナでできるお弁当を見ていこう。

 牧野さんが「特に使いやすい」とすすめるのは、480ミリリットル、300ミリリットル、130ミリリットルの3種類のコンテナ。ここで紹介する2種のレシピは、300ミリリットルのコンテナ2つと、130ミリリットルのコンテナ1つを使ったものだ。

次のページ
材料は夜のうちに切ってコンテナへ