40代になるとスタンディングライブが辛い?
40代になるとスタンディングライブが辛い?
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 現代の40代の、悩みやお財布事情はどうか。ほぼ日との共同サイトでの2万人調査をもとに、ひもといてみた。

 アンケートでは、ちょっと気になる「お金」の話を聞いた。「いま、財布にいくら入っていますか」と尋ねたところ、男性の平均は約2万4千円。女性は約1万8千円だった。

 このアンケートに回答した広告会社に勤める男性(41)は、財布に入っている金額はだいたい7千~1万5千円。平均より少なめだ。同僚などと多ければ週に3回は飲みに行くが、大きなお金を入れておくと使ってしまうからと、財布は“少額主義”を貫く。

「飲み代の割り勘がしやすいよう、千円札を多く入れている」と、ぽつり。後輩には「おごってあげたい気持ちはあるが、現実、無理」と言い切る。

 アンケートでは健康についてもたずねた。「ずばり、『衰え』を感じますか」という質問に対し「感じる」と回答した40代は、およそ86%。ほとんどの人が健康面に不安を感じている。

 主な理由を聞くと、40代なら痛いほどわかる「あるある」な回答が、ずらりと並ぶ。

「子どもとのボール遊びで、体がよろける」
「スマホを目から離さないと読めない」
「休日に出かけるのが億劫」
「スタンディングのライブがつらい…」などなど。

 特に「老眼」や「視力の衰え」についての回答が多かった。ちなみに、筆者もちょうど40歳。薄明かりのおしゃれなお店に入ったものの、細かい文字のメニューやワインリストが読みにくくなってガックリ。そんな年齢になったことを痛感している。

 アンケートでは、いまかかえる心配事の具体的な内容も聞いた。親の体調や健康、自身の老後と回答する人が目立つ。加えて、職場で新たに増える業務や転職の可否、伸びが期待できない給与など、仕事面での不安も多かった。

AERA 2015年2月2日号より抜粋

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