

水に少量の酢を足してカリフラワーをゆでると、白くきれいにゆであがる。 (撮影/写真部・松永卓也)
料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみでひとやすみ」。今回は「ゆでカリフラワー梅風味」。
【写真】「ゆでカリフラワー梅風味」を作る時のワンポイントアドバイス
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カリフラワーのおいしい季節。グラタンやキッシュに使ってもおいしいですが、急いで何か一品作るなら、ゆでて塩・胡椒するだけでも十分です。
私は最近、梅干しと玉ねぎとオリーブ油で作ったソースをゆでカリフラワーにからめて食べるのがお気に入りです。10分ちょっとでできあがる料理ですので、ぜひ挑戦してみてください。
まずカリフラワーは少し硬めにゆでること。300gくらいを中火で8分弱、が目安です。ゆでる前に、水に塩、酢を入れます。酢はカリフラワーを白くゆであげるために入れるのです。
梅干しは家にあるものをみじん切りにしてください。また玉ねぎもみじん切りにして、黒胡椒、オリーブ油と丁寧に混ぜ合わせてください。梅干しの塩味、玉ねぎの辛みが溶け合うと、これがびっくりするほどカリフラワーのやさしい甘みを引き立ててくれます。一度食べ始めると、まあ、やめられない、止まらない(笑)。野菜が不足しがちな食生活をリセットするのに役立つこと間違いなしです。