シニアでプレーされてる先輩方を見てると、現役時代にすごく頑張ってた人がそのままいい結果を残せる可能性って結構低いんです。現役時代に苦労された方でも、すごく頑張れるステージなんです。すごく夢のあるステージなのかな、と。そういう思いが、いまはありますね。

 昔のシニアは試合数も少なかったし、なんかおじさんたちの同窓会みたいな雰囲気もありましたけど、いまは年間18試合もあるし、プロアマだとかも充実してますから、そういう意味ではやりがいはあるんじゃないかと思います。やっぱりモチベーションって、あったらあっただけいいと思いますんで、年齢を重ねていってもモチベーションを持つってのは大事なことですよね。目標がなくなるとつまんないじゃないですか。ただまあ、フル参戦してどうこうというのは自分の中ではないですけど、出られるところには参加したいなと思います。

 まずは僕のいまの状態で、これぐらい頑張ればこの位置にいけるってのを見定めないと。もしほんとに「戦えるのかな」ってことになれば、そこは考え方も変わってくると思います。

週刊朝日  2019年9月20日号

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