放送作家でコラムニストの山田美保子氏が楽屋の流行(はや)りモノを紹介する。今回は、ジェミーブロッサムズの「フェロモンリップ」。
【写真】MEGUMIがプロデュースした「フェロモンリップ」がこちら
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先日、某女性週刊誌で、女性芸能人がこぞって「金沢」に行っていて、なかでも、MEGUMIさんは特にハマっている……という記事を見かけた。
女優、そして辛口ママタレとして人気のMEGUMIさんを以前よりやや見かけなくなったと思っていたら、金沢市で『Cafe たもん』のオーナーという肩書が増えていたのだ。知り合いのバーを訪ねている内に、すっかり金沢に魅せられ、地元食材の加賀野菜を使ったパンケーキやケーキ、アイスなどが人気のカフェをオープンさせたという。
が、今回はカフェの話ではない。「MEGUMIちゃんなら、いま、プロデュースしたジュエルリップの評判が良くて、また2色が追加されて、明日は工場で“色練り”だって言ってたわよ」と、仲良しのアーティスト・トシ子ちゃんが教えてくれた。美容情報通として知られているMEGUMIさんがプロデュースする『ジェミーブロッサムズ』というブランドの「フェロモンリップ」。
東京・銀座の老舗高級エステサロン『銀座ロッソ』とタッグを組み、新会社『銀座ロッソインターナショナル』を設立したという。
自ら、企画、商品開発から商談に至るまで、すべての工程に関わっているから、件の「色練り」にも立ち会っているワケ。名前だけを貸すようなタレントプロデュース品とは大きく異なっているのである。
愛用者の一人、モデルの中林美和さんによれば「唇に塗った瞬間から、少しピリピリする心地よい刺激」「私は薄い唇がコンプレックスなんですが、いつもより、ふっくら見えるのがうれしい」「マットとグロスの両タイプが一本になっているので、立体的に見せたいときは両方で。片方ずつ使うと2種類のニュアンスが楽しめるし、とにかく発色がいい」と絶賛なのである。
実は、その発色は、唇の水分量によって変化し、角質を染めることで色落ちしにくいという、いざ本番に入ったらなかなかメイク直しができない出役の人たちにとっては最適な特徴が。
グロスには、美容成分でお馴染みのセラミドとローズを配合しているので、口元のケアにもなる。これも、MEGUMIさんならではのアイディアだろう。さらに「ジュエリーコスメ」といって、唇の縦ジワを宝石の粉末で反射して輝きでカバーしてくれるという。塗った瞬間から違いがわかる、唇がぷっくりして8時間も落ちないリップ。これは“買い”だろう。
※週刊朝日 2019年6月14日号