2月22日“ネコの日”に、いよいよ岩合光昭さんの初監督作品「ねことじいちゃん」が全国で公開! この映画をきっかけに岩合さんのお宅に引き取られたラッキーな兄弟ネコがいるという。
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「ねことじいちゃん」の主役ネコ・タマの、子ネコ時代を演じたキジトラの赤ちゃん。撮影終了後、もらい手を探していると聞いた岩合さんが、兄弟とともに引き取ることにした。映画に出たコは役名からそのまま玉三郎(タマ)くん、もう一匹は友情出演してくれた中村鴈治郎さんの本名をいただいて智太郎(トモ)くんと名付けられた。「タマはビビリ。トモは大胆。兄弟でも性格は違います」と岩合さん。
■田中裕子さんに抱っこされて俳優デビューしたタマくん
「岩合監督は、とにかくネコとのコミュニケーションがすごい。タマ役のベーコンに、ワンカットごとに『お前は本当にすばらしいネコだ』って話しかけるんです。一回も私にそんなことは言いませんでした」と、完成披露試写会に訪れた観客を笑わせたのは、映画「ねことじいちゃん」で“じいちゃん”こと大吉を演じた立川志の輔さん。
小さな島で人と猫とがつむぐ穏やかな暮らしを描いた、岩合さんの初監督作品で、「大きな事件は何も起こらないけれど」「日常の豊かさをひしひしと感じられる」と、出演者の柴咲コウさんも語る。
生後1カ月の子ネコだった岩合家のタマくんが“俳優デビュー”したのは、志の輔さんと田中裕子さん演じる夫婦に拾われる場面。愛くるしい“演技”に要注目だ。
最後にひとつ、本誌読者のために特別情報を。なんと、映画のどこかの場面に岩合さんがカメオ出演しているそうです。見つけられたら、ネコ運がアップするかも!?
(取材・文/本誌・伏見美雪)
※週刊朝日 2019年3月1日号