「僕はがんの薬物療法を受け入れています。薬は命を縮める毒だと言われることもありました。ノーベル賞をもらってくれたおかげで、私の立場も良くなりました。毒を薬として使うのが医学なのです。効かない薬は副作用がないんですけれど、効く薬は必ずプラスの部分もあれば、マイナスの部分もある。都合の悪いところを副作用と言っているだけのことです」
オプジーボは現在は価格は下がったが、当初は年間3500万円もの薬剤費がかかることが話題になった。一部には効果が出にくい患者もいて万能ではないが、オプジーボを使う治療も選択肢に入っていると高須院長は明かす。
これまで多額の寄付や、過激な発言などで話題を集めてきた高須院長。クリニックのCMにも自ら出演し、ファンも多い。がんになっても前向きな姿勢は変わらず、「YES!」と言い続けてくれるはずだ。(本誌・岩下明日香)