放置すると、永遠に治らないであろう社二病。改善策はあるのか。
常見さんは、失敗から学ばせることを勧める。
「社二病の場合、失敗することに価値がある。空回ってみたけど届かなかったね、とフォローをする。そのときに『なんでだろう』と必死に考えさせるんです」(同)
なぜうまくいかなかったのか、振り返って反省する時間が必要なのだろう。
「人材トレーニングとしてすごく大事なことです。そして、上司や先輩との仕事のレベルの違いを見せつけて、『ここまでやるんだ!』と気づかせることで、仕事の重さや深さを教えてあげてほしい」(同)
あなたの会社に社二病さんを見つけたら、「あーあ、こいつ社二病だよ」と諦めず、会社の戦力として育てるために、ぜひ手をさしのべてほしい。(本誌・緒方麦)
※週刊朝日 2018年6月1日号