さて、PGAツアーの「ホンダ・クラシック」(2月22~25日、米フロリダ州パームビーチガーデンズのPGAナショナル)です。タイガー・ウッズは通算イーブンパーの12位でした。前週の試合は右に曲がったかと思えば今度は左という状態でしたけど、この試合ではそれがなくなってたし、プレッシャーのかかるようなホールでも気持ちよく振れてましたよね。
ツアーに復帰してから、いい方向、いい方向にいってるんじゃないかと思って見てました。本人も「自分への期待は高まった」というコメントを残してますし、相当手応えがあったんでしょう。4月のマスターズまでにどう仕上げてくるか、楽しみですね。
話は変わって、米国ゴルフ協会(USGA)はこのほど、全米オープン選手権のプレーオフの方式を変更すると発表しました。これまでは最終日の翌日に18ホールのストロークプレーで決めてたんです。それをやめて、今年の大会から最終日に2ホールの合計スコアで争う方式にするんです。過去117回あった全米オープンのうち、プレーオフに持ち込まれたのは33回だそうです。最後は08年でした。
やっぱり4日間72ホールを戦った翌日にまた18ホールなんて、選手にしてみたら負担が大きすぎますよ。「なんで次の日に18ホールもやらなきゃいけないの」って、僕もずっと思ってました。「そこに行き着くことなんてねえだろうな」と思いながらね。ハハハハハ。
やっぱり最終日に頑張った人は、その日がすごく調子いいから、その日にやりたいじゃないですか。今回の変更は、すごくいい方向にいったと思いますよ。
※週刊朝日 2018年3月16日号