「夫婦のコミュニケーションというのが日に日にできなくなり、会話も1時間、10分、5分という形で間が持たなくなった」

 KEIKOさんとの会話はさらに短くなり、「ごめん」「わかった」「やだ」など単語のやりとりとなった。

「僕から見て女性ということから女の子になった。小学4年生の漢字のドリルを楽しんでいる。すべてがそのレベルというわけではありませんが……」

 歌手だった妻はもう歌に興味を失っていた。

「何度も繰り返しの質問であったりとかで、3年前からちょっと疲れ果ててしまっていたと思います」

 介護疲れからか、小室自身、体調が悪化。原因不明のC型肝炎になって治療を受けたという。昨年夏前には突発性難聴になり、左耳が聞こえない状態。

「今もキーンという音が鳴りっぱなしで、(病院でも)ストレスだろうということしかないみたいです。診断書によると、ストレスによる摂食障害、睡眠障害みたいなことで、昨年8月に入院をしました」

暮らしとモノ班 for promotion
「昭和レトロ」に続いて熱視線!「平成レトロ」ってなに?「昭和レトロ」との違いは?
次のページ