妻:飽きさせちゃいけないと思うのか、うわーっとノンストップ。こっちはもう、眠くて眠くて。

夫:いや、ただ単に楽しかったんだよ、俺が。そのうち、彼女が家にいないときでも友達を連れていったりして。お母さんにご飯作ってもらったりね。

妻:小学生かっ!

――やがて愛川欽也、うつみ宮土理夫妻の媒酌で結婚。盛大な結婚披露宴はテレビで完全生中継された。

夫:結婚してからはびっくりすることだらけ。でも、当たり前でしょ。別々に育ってきた人間が一つ屋根の下で暮らすんだから。あ、ここが違うなあとか、歯がゆいなあって思いを30年やってきて、やっとかみ合うところが増えてきたかな。

妻:まあそれにしても、同じもの食べて暮らしてるのに、どうしてこう太っちゃうのかしらね。

夫:いや、そこは彼女に申し訳ないなと思ってるところなんですけども。こんな仕事してたら1日3食を家で食べるなんて、まずないわけですよ。旅公演ともなれば何日も帰らないし。

妻:ここからは太い字で書いといてくださいね!

夫:外では自分の好きなものが食べられるわけです。

妻:はい、どんなものを食べたんですかー?

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