■京下鴨 宝泉堂「丹波産黒大豆の風味が良い」
丹波産の大納言小豆と黒大豆は日本一と名高い。京下鴨宝泉堂は、店主自ら赴き厳選した材料で菓子を作る。大粒黒豆をことこと炊いた黒大寿は、ほんのりした甘みで飽きない。しぼり豆丹波黒大寿23g5袋籠入り1300円
■二條若狭屋「熱湯を注げば葛湯のできあがり」
100年余にわたり栗や芋などの素材を生かした和菓子を作り、神社仏閣や茶道・華道家元に愛されてきた。熱湯を注ぐだけでできる葛湯も美味。プレーン、抹茶風味、善哉風味の3種。不老泉3個入り648円、6個入り1404円
[アスティロード]
■SIZUYAPAN「見た目もかわいいあんぱん」
ビーフカツサンドが人気の志津屋による店舗。手土産用に開発したあんぱんがズラリそろう。餡も、大納言粒をはじめ、抹茶、シナモン、安納芋、柚子など各種あり楽しめる。SIZUYAPAN1個220円~。5個入り、10個入りの箱詰めも
■近鉄みやこみち・改札内「人気の地ビールを持ち帰る」
京都では老舗日本酒メーカーなどが積極的にビール生産に乗り出しており、地ビールのレベルはかなり高い。華やいだ香りと軽やかな味わいのものが多く、繊細な和食とも相性がよいのが嬉しい。近鉄みやこみちの食品専門館ハーベスや改札内・京のみやげでも購入できるので、土産としておすすめだ。もっとも、目的駅に到着する前に喉を潤してしまうかもしれないが……。
■nikiniki a la gare「聖護院八ッ橋の新ブランド」
元禄2(1689)年から八ッ橋を作り続ける聖護院八ッ橋総本店が立ち上げた新ブランド。看板商品は、5種類のフレーバーの生八ッ橋と、果物などの餡やコンフィを組み合わせるもの。自由な形に包んでいただく。カレ・ド・カネール10個入り1188円~
■鶴屋吉信IRODORI「老舗による新感覚干菓子」
享和3(1803)年創業の京菓匠鶴屋吉信による店舗で、限定商品を多数用意。いずれも彩り鮮やかで美しい。観光客の心をグッと掴んでいるのは、スティックタイプの干菓子。5種類の香りが楽しめる。琥珀糖10本入り1080円
(構成・文/本誌・菊地武顕)
※週刊朝日 2017年10月27日号