運営会社のベンチャーバンクによれば、個人差はあるが1レッスンで約450~800キロカロリー消費するという。「体幹を意識して跳ぶので、おなかまわりが引き締まります。ダイエットしたい方におすすめですね」(インストラクター)
夕方のクラスはすぐ満席になり、予約がとりにくい状況が続いているという。
千葉県のイオンモール幕張新都心には4月、国内最大級のトランポリンエリアを備えた屋内アスレチック施設「TONDEMI(トンデミ)」がオープンした。ナムコが運営し、目玉はプロジェクションマッピングを使った「スペースホッパーズ」。投影映像に合わせて高く跳び、高得点をめざすアトラクションだ。
トランポリンは、10~20代の若者らにも人気がある。埼玉県の「トランポランドsaitama」では、小学生がはじけるように跳びまくっていた。ドッジボールやダンクシュート、スポンジプールなど、さまざまなアトラクションがある。
平日は約150人が、週末になると700人ほどが訪れる。店長の遠田寅彦さんは「高校生が多く、小学生もいます。入場1時間半待ちもざらです。目の不自由な6歳のお子さんがヘルパーさんと来られ、『ここにいるときが一番生き生きしている』とお話ししていました」。
トランポリンは「自由を感じられる何か」があるスポーツなのかもしれない。来場客の多くは「こんなにハードとは思わなかった」と汗だくで帰るという。
日本体操協会トランポリン男子強化本部長でトランポリン競技日本代表(男子)コーチの中田大輔さんは「今は体幹ブーム。トランポリンは体幹が鍛えられ、バランス能力も高くなる。究極の体幹トレーニングです。競技人口も年々増え、私のチームにも有名アスリートが跳びに来ています」と話す。
トランポリンとエアロビクスを合体させた「トランポビクス」というスポーツもある。約30年前、発案にかかわった松村夫美子さん(74)は、こう話す。