プロゴルファーの丸山茂樹氏が、先日行われたチャリティーゴルフ大会とともに、欧州ツアーで行われた新たな試み「ゴルフシックス」について解説する。
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いやあ、日本を代表する著名人のみなさんもゴルフが好きなんですねえ!
「ザ・レジェンド・チャリティプロアマトーナメント」(5月6~7日、千葉・麻倉GC)です。今年は選手としてプレーできなかったので、テレビ番組のインタビュアーなんかで盛り上げ役に徹してきました。ほぼ全員の方とお話しするチャンスがあったんですけど、岩城滉一さん(66)もそう、柴田恭兵さん(65)も宮根誠司さん(54)も、みんなゴルフが好きですよ。ほんとに好きです。うれしい限りですよ。あれだけ忙しい人たちが時間を割いて、しかもボランティアで参加してくださる。2日間ああやって楽しんでくれる姿を見てると、心からうれしいですよね。
昨年、競泳の現役を引退した北島康介(34)は初参加でした。2日目は99で回って、「ゴルフはうまくいかないところが楽しい」なんて言ってましたね。青木功さん(74)は71で回って、この大会で4度目のエージシュート達成。ご機嫌で、詳細に説明してくれました。プロの部では横尾要(44)が優勝しました。彼はいま下部のチャレンジツアーが主戦場ですけど、ツアーでなくても優勝ってのは自信になるし、勇気をもらえる。よかったですよ。現に翌日もたまたまゴルフ場で会ったんですけど、ホールインワンしてましたからね!
さて、少し前の話になっちゃいますけど、宮里優作(36)が2年ぶりとなるツアー4勝目を挙げました。「中日クラウンズ」(4月27~30日、名古屋GC和合)です。
優作が普通にプレーしてれば、優勝なんて当たり前のことなんですよ。今回は最後に6メートルのバーディーパットを決めましたけど、彼のウィークポイントのパットが、もう少し彼のゴルフを引き立ててくれるといいんですけどね。パットが調子いいとすぐに優勝争いできるんで、1年に1回か2回はハマってくれると気分がいいんですが。松山英樹(25)もそうですけど、ショットメーカーの人は、そうなりがちなんですよね。ハマったときに必ず勝てるように、普段から準備しとくことですね。
6ホールそれぞれに趣向が凝らしてあったそうですね。4番ホールには「ショットクロック」というのがあって、それが動き出してから30秒、40秒以内で打たないと1打罰。最後の10秒はギャラリーがカウントダウンするんですって。
まあ、未来にはそういうことも考えられるよってことで試しにやってみたんじゃないですかね。ヨーロッパも強い選手が出てきてますからね。ゴルフシックスで優勝したデンマークのトービヨン・オルセン(27)は去年のワールドカップ優勝メンバーでしたし。6ホールなんていう短期決戦になると、超一流が勝つとは限らないですからね。こういうのもたまにはいいんじゃないですか?
※週刊朝日 2017年5月26日号
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