河崎:皇太子ご一家が神奈川県葉山町にある葉山御用邸で過ごしたとき、皇太子さまが、私に話しかけてくれました。雅子さまが私のカメラを見て、「重たそうですね」とおっしゃるから、「持ってみますか」と言ったら「いいんですか」と、気さくでした。愛子さまがにこにこしていたころは、雅子さまも笑っていた。雅子さまが出ると誌面にぱっと華が咲くんです。
瓜生:売れるよね。
鈴木:雅子さまをよく知っている方の間では評判がいいんですよね。
河崎:紀子さまは女帝のようだと、どこかの雑誌が書いていた。私は紀子さまはいい方だと思うけど。
島田:ご婚約報道のときから、紀子さまは「いい子」だと評判でした。川嶋家はよい方ばかりだった。
瓜生:雅子さまのご成婚取材では、小和田家との間に信頼関係が築けなかった。
現役:小和田家の前の駐車場に報道各社が集まって毎日通いましたね。
瓜生:ご迷惑をかけるわけですから気は使いました。しかし、ご成婚のあとに、アポイントを取ったうえで雅子さまの写真をご実家に届けたら、玄関でお母さまが「はい」と受け取って終わりです。
河崎:慶事ですから、各社は取材に行きます。残念ですが、わずらわしいとしか受け止められなかった。
鈴木:雅子さまの父親の小和田恒さんはたまに帰宅時に「ご苦労さん」とおっしゃることもあった。
瓜生:皇室というのは、世間を味方につけるべきです。「一生お守りします」と宣言した皇太子さまも、雅子さまが世間から信頼されるためには、もっと積極的になるべきです。
岩井:ご本人のおっしゃるままに黙って従うことが、必ずしも守ることにはつながらない。周囲に危機感が薄いのではないでしょうか。
※週刊朝日 2014年7月18日号より抜粋