玉置:薬師丸さんは映画界の至宝ですからね。すばらしいですよ。俺、いま会いたいんだよな、薬師丸さんに。行定勲監督の「今度は愛妻家」っていう映画、薬師丸さんと豊川悦司が出てるんだけど、俺、見に行ったんだ。泣いた。いい映画です。
林:(玉置さんのニューシングル「サーチライト」を聴きながら)これ、いま玉置さんが出ているドラマ(「東京バンドワゴン~下町大家族物語」)のエンディングテーマですよね。このサビの部分、すばらしいですね。若い女の子、胸がキュンってなっちゃうんじゃないですか。「君を照らすサーチライトに僕はなれるかな」って、心にしみますよ。
玉置:テレビ、見てくれています?
林:拝見してますよ。あの伝説のロッカーだったというお父さんの役、玉置さんは適役だっていろんなところに書かれてますよね。玉置さんが歌うシーンもドラマの見どころのひとつだって。
玉置:あの原作の小説を書いた小路幸也って、旭川(北海道)で僕と同郷なんですよ。出身中学校も一緒で同じ先生に習ってた。
林:ええっ、すごい偶然じゃないですか。中学まで一緒なんて。
玉置:うん。小路が「中学のときから玉置さんを見てました」って言うから、「あのさ、『東京バンドワゴン』のあの親父、俺?」って聞いたんだ。そうしたら、「そういうわけじゃなかったんですけど、今はカンペキにそうです。まさか玉置さん、こうなるとは思ってなかったんで。人生がメチャクチャになるとは」だって。「俺の人生、メチャクチャか」(笑)。
※週刊朝日 2013年12月13日号