外野手というポジションもあっての育成指名となったが、入団後に評価急上昇。1年目の今季、春季キャンプは3軍スタートだったが、すぐに2軍でスタメンの座を勝ち取り、クリーンアップに座りながら5月に打率.378でイースタンリーグの月間MVPを受賞。7月5日に支配下登録を勝ち取った後もヒットを重ね、最終的に2軍戦90試合に出場し、リーグトップの打率.322に加え、7本塁打、40打点をマークした。高卒1年目でファーム首位打者を獲得するのは、1960年の中日・高木守道、92年のオリックス・鈴木一朗(イチロー)に続く3人目の快挙。ブレイク間違いなしのホープとなっている。

 彼ら以外にも、投手では戸郷翔征(巨人)に吉田輝星(日本ハム)、野手では根尾昂(中日)、藤原恭大(ロッテ)、万波中正(日本ハム)、田城飛翔(ソフトバンク)など数多くの若手たちが控えている。若い世代が活躍すればするほど、日本プロ野球の魅力もアップする。新たなスター誕生に期待したい。