ある日、右耳の入り口から奥にかけて痛みが出現し、翌日には右目は閉じなくなり、飲み物が口からこぼれるようになる……。それまで「私は患者さんの気持ちがわかる」と思っていた京都大学医学部特定准教授の大塚篤司医師は、自分が患者の立場になって「勘違いしていた」と気づきます。好評発売中の『心にしみる皮膚の話』著者の大塚医師が、顔面神経麻痺になった経験をもとに語ります。

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