キタサンブラックも名前もインパクトがあった (c)朝日新聞社
キタサンブラックも名前もインパクトがあった (c)朝日新聞社
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 ディープインパクトやオルフェーヴル、アーモンドアイなど、歴史に残る名馬たちはカッコいい響きの名前が多い(気がする)。だが、常識的に考えれば名前と能力には何の関係もないはずなので、一般的に珍名とされる馬たちの中にもG1を勝った馬たちはいる。また、ビッグレースには縁がなくとも、名前のインパクトゆえにファンの記憶に残る愛されキャラたちもいる。

 例えば2006年の高松宮記念を勝ったオレハマッテルゼ。所有馬にユニークな名前を付けることで競馬ファンにはおなじみの小田切有一オーナーの愛馬だ。ちなみに同馬の姉はエガオヲミセテ。中央競馬史上初めて馬名に「ヲ」を使ったことでも知られ、重賞を2勝した名牝だったが、放牧先で火災に巻き込まれて死亡したことでも話題になった。

「オダギラー」と呼ばれる小田切オーナーの珍名馬たちは数多く、有名どころを挙げるだけでも上記の姉弟以外にもモチ、ロバノパンヤ、ナゾ、ドモナラズなどキリがないほどだ。

 珍名馬のオーナーでは、「マチカネ」の冠名で知られる細川益男オーナーも忘れてはならない。小田切氏のように所有馬全てが珍名だったわけではないが、1997年の菊花賞を勝ったマチカネフクキタル、翌98年のウインターステークスを制したマチカネワラウカドのコンビは印象深い。

 人気芸人やドラマの定番フレーズから命名された馬たちもいる。ダイジョブダアやアイーンベルはネタ元どおり、志村けん氏の所有馬。その他にもドンダケー、ソンナノカンケーネ、バイガエシ、ソダネーなど、どこかで聞いたような馬名も意外と多い。

 非常に珍しい毛色である白毛にちなんで名づけられたのはシラユキヒメ。その産駒にも白毛馬が多く(確率的に5割で白毛馬が生まれる)、ホワイトベッセル、ユキチャン、マシュマロ、ブラマンジェ、マーブルケーキ(白毛に栗のブチ)、ブチコ(白毛に黒のブチ)など白にちなんだ名前が付けられている。このうちユキチャンは関東オークスなど地方交流重賞を3勝と活躍した。

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これは放送禁止的な…