2011年にはオールスター前までに打率が3割を切るなど、成績を維持できずに11年連続でのオールスター選出を逃し、その後も選ばれることはなかった。しかし、これだけ長い間メジャーリーグのトッププレイヤーとして毎年“オールスター級”の活躍を見せていたのは、才能だけではなく、本人の努力のたまものであるのは間違いないだろう。
これまで日本人の野手がMLBのオールスターに選出されたのは、イチロー、松井秀喜(ヤンキースなど)、福留孝介(カブスなど)のわずか3選手。今季はエンゼルスの大谷翔平が昨年受けたトミー・ジョン手術の影響で5月上旬から打者として復帰となったが、ここから他を圧倒するような成績を残せば、今季の球宴選出の可能性がないわけではない。ぜひ今年は大舞台で、日本人選手としては2009年のイチロー以来となるヒットを大谷が記録するのを期待したい。