チビは大抵7時に起きるので、夫はパンとバナナの朝食を与え、体温を測り、朝の連絡帳を書き込んで園に送信。
着替えさせて、送り届ける。
園に到着すると、カードで登園時の打刻をする。
すると、私の携帯に登園の知らせが来る。
群馬でメイクを終えた頃に、
「ああ、無事に登園したのだな」
と確認する。
そしてお迎え。
今回は夫も舞台の仕事が重なったため、お送りはできてもお迎えには間に合わない。
父も母も迎えに行けない!
さあどうする!
我が家ではここで、ばあちゃんの出動である!
母にお願いして、迎えに行ってもらい、しばし実家で面倒をみてもらう。
実家には5歳と6歳の姪っ子もいて、一緒に遊んでくれる。
チーム姪っ子もいざという時の頼もしい戦力だ。
チビの目標入眠時間は20時。
毎日19時までに風呂とご飯を済ませるのが理想。
私と夫の帰りが20時を過ぎてしまう場合は、ばあちゃんにお風呂とご飯をお願いすることも。
この、緊急態勢を4日ほど発動させなければならない事態となり、水野家もかなりばたついた。
そんな折に、チビの発熱!
群馬で撮影している私の携帯電話に保育園からの着信が!
日中の保育園からの着信は99%、発熱の知らせである。
園では毎日、お昼寝明けに園児たちの体温を測る。
体温が37.4度を超えると、保育園では預かることができない。
どこの保育園でもこの37.4度と37.5度が、預かれる、預かれないのボーダーラインなのだ。
チビの平熱はだいたい36.7度前後。
37.5度は微熱だが、この高さになった時は、大抵何らかのウイルスか菌にやられていて、ここから熱が上がって治るのに数日かかるというパターンになることが多い。
数年前にやった「37.5℃の涙」というドラマは、熱のために保育園で預かれなくなった子を自宅で預かる病児保育の保健師を描いたものだった。
最後の砦として、こういった機関を利用するという手はある。
専門的な知識を持って病児に対応してくれるのは心強い。
そういえば、熱痙攣(けいれん)に動揺する主人公に……(ちょっとストップします)。