平野啓一郎はなぜ「過去」を描き続けるのか? 新作『ある男』に込めた思い (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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平野啓一郎はなぜ「過去」を描き続けるのか? 新作『ある男』に込めた思い

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AERA#読書
平野啓一郎(ひらの・けいいちろう)/1975年、愛知県生まれ。北九州市出身。99年、『日蝕』で芥川賞受賞。渡辺淳一文学賞受賞作『マチネの終わりに』が映画化され、来秋公開予定(撮影/岡田晃奈)

平野啓一郎(ひらの・けいいちろう)/1975年、愛知県生まれ。北九州市出身。99年、『日蝕』で芥川賞受賞。渡辺淳一文学賞受賞作『マチネの終わりに』が映画化され、来秋公開予定(撮影/岡田晃奈)

ある男

平野 啓一郎

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「お互いが愛し合うというのはある意味奇跡的なことで、接点を大事にしながら関係を続けていく中で、お互い受け入れるのがむずかしいような問題を共有していくのかどうか。隠し事があるとその愛は本物じゃないのか。そういうことを読者にも読後に話し合ってもらいたいなと思います」

(ライター・濱野奈美子)

■書店員さんオススメの一冊

『日本史で学ぶ経済学』(横山和輝著)は、現代の経済問題を過去の史実とリンクさせながら考える一冊だ。八重洲ブックセンターの川原敏治さんは、同著の魅力を次のように寄せる。

*  *  *
 さまざまな経済学上の課題を、歴史をひもとくことによって分かりやすく解説。取り上げる項目は、「暗号通貨」「銀行の未来」「会社論」「働き方改革」などと最新のトピックが多く、関心も持ちやすい。

 本書を読むと、経済を考えるうえで歴史から学ぶことがいかに多いか、実感させられる。例えば暗号通貨の場合には、19世紀の国際金本位制の失敗から学ぶ必要性などが第1章で具体的に述べられ、考えるヒントが紹介されている。

 著者と同様に、自らの関心ごとについての歴史を調べ、そこから学ぶまでいたるのは、結構ハードルが高そうではある。ただし、「歴史から学ぶ」という姿勢を持つだけでも新たな視点から物事を見ることができ、ひいては将来の予測につながることを本書は証明している。この視点を持つことでビジネスチャンスを見いだせるかもしれない。

AERA 2018年11月19日号


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