「キレる」「すねる」「ごねる」…あなたの周りにいる“話が通じない人々”

浅野裕見子AERA#働き方
 職場やプライベートで、なぜか「話が通じない」人に悩まされたことはないだろうか。アンケートを実施したところ、話が通じない人との驚きのエピソードが続々と出てきた。

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「後輩や部下に懇切丁寧なアドバイスをすると、うなずきながら聞いていたはずなのに、その後の行動に何の変化もナシ。完全にスルーされたらしい」(大学教員・40代女性/神奈川県)

 出るわ出るわ。AERAネットで3月22日から実施した読解力に関する「どうしてアイツは話が通じない」アンケートに寄せられた回答は約60人と、数こそ多くなかったが、その中身の濃さは、特筆すべきものだった。

「職場で同僚(上司や部下を含む)に対して、自分の話が正しく理解されていない。話が通じない」経験がある人は、実に72.4%。深刻な「話が通じない」事例は身近なところで頻発していた。

「意見を述べたつもりが、命令と受け取られて戸惑った」(小児科医・40代女性/神奈川県)
「あまりに理解されずこちらに不備があるのかと不安になったが、他の人には伝わっていた」(会社員・40代女性/東京都)

 こうした声の多くが、相手の語彙力のなさに嘆息している。

「通り一遍の表現しかできず、細かなニュアンスを伝えられない学生が多い。何かに感動しても『元気をもらいました』以外の表現ができない」(前出の大学教員)
「何でも『ヤバい』で済ませる(済ませてしまえる)」(歯科医師・40代女性/東京都)

 部下を抱える40代の声が多く、ジェネレーションギャップかとも思えるが、若い世代同士でも実感しているようだ。

 埼玉県の臨床検査技師の女性(30)は、「5歳も離れていない、経験も数年はあるはずの後輩なんですが、言葉が通じなくて時間ばかりかかる」と話す。職場での専門的な会話は「問題ない」。通じないのはむしろ日常的なやりとりだ。

「先日も、『ざっくばらんに』とか『かいつまんで』という言葉が通じなくてびっくりしました」

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