未来を生きる小学生が英語のほかに学ぶべきこととは (4/4) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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未来を生きる小学生が英語のほかに学ぶべきこととは

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山本大輔AERA#教育
ブラジルの武術「カポエイラ」の基本動作を学ぶ子どもたち。専門の日本人講師がたたく太鼓のリズムに合わせ、体を動かす。こちらも本格的だ (c)朝日新聞社

ブラジルの武術「カポエイラ」の基本動作を学ぶ子どもたち。専門の日本人講師がたたく太鼓のリズムに合わせ、体を動かす。こちらも本格的だ (c)朝日新聞社

竹内薫(たけうち・かおる)/サイエンス作家。科学評論、エッセイ、書評などを多数執筆。「サイエンスZERO」などテレビ出演も多い。無類の猫好き (c)朝日新聞社

竹内薫(たけうち・かおる)/サイエンス作家。科学評論、エッセイ、書評などを多数執筆。「サイエンスZERO」などテレビ出演も多い。無類の猫好き (c)朝日新聞社

 授業では自分から発言するなど自然に英語で会話しているように見えた。

 プリスクールから英語に親しんできた小1の長阪怜王武(れおむ)君(6)の母親、美紀さん(44)は、

「世界に目を向けてほしいという願いが夫にあり、私も共感したので、2歳半から英語を学ばせていました」

 小学校進学にあたり、その英語力を強化できる学校を探したが、公立にも私立にもそれがなかった。悩んでいた時に同校の開校を聞いて「ここだ!」と思ったのだという。

 プリスクール時代と比べても、怜王武君の英語力の向上ぶりは格段に違う。

「日本語と英語の切り替えがすごい」

 と美紀さん。

「私の時も、こんな環境があったらよかったのに。この学校に出合えたことも含め、この子は恵まれていると思います」


■サイエンス作家の竹内薫さんが語る「なぜいま僕が、小学校の校長になるのか」

 サイエンス作家として仕事をするなかで、さまざまな専門家と話をしてきました。その結果はっきりしたのが、近い将来に人工知能社会がやってくるということです。「第4次産業革命」が進行中で、いまの子どもたちが大人になる時には、職業の半分が人工知能に取って代わられると、世界中のシンクタンクが予言している。

 米労働省は、いまの小学生の65%が、現在存在していない職業に就くとの予測を公表しています。私もそうなると思う。世界はすでにそちらの方向へ動いています。

 同時にグローバル化も進んでいます。共通言語は英語です。世界中の人々とグローバルなコミュニケーションを楽しむための入り口が英語。するとキーワードは「先進グローバル教育」になる。先進がプログラミング、グローバルが英語。もう一つ、私たちは日本人だから、母語の日本語も大事。日本語、英語、プログラミングを三つの「言語」として学ぶトライリンガル教育を行うために、このスクールを開校しました。

 残念ながらいまの日本では、将来、グローバル社会で生き残るための未来を見据えた教育が行われていません。行うべきは、座学や暗記ではなく、自由でクリエーティブなアクティブラーニングによるトライリンガル教育。考える力、創造する力、表現力や発信力も身につきます。

 小学1年くらいだと、3~4カ月で普通に英語で会話ができてしまう。のみ込みが早いんです。ここで学ぶ子どもたちこそが、将来的に世界に巣立ち、社会で活躍する人材になると確信しています。

(編集部・山本大輔)

AERA 2016年10月31日号


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