未来を生きる小学生が英語のほかに学ぶべきこととは (2/4) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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未来を生きる小学生が英語のほかに学ぶべきこととは

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山本大輔AERA#教育
ブラジルの武術「カポエイラ」の基本動作を学ぶ子どもたち。専門の日本人講師がたたく太鼓のリズムに合わせ、体を動かす。こちらも本格的だ (c)朝日新聞社

ブラジルの武術「カポエイラ」の基本動作を学ぶ子どもたち。専門の日本人講師がたたく太鼓のリズムに合わせ、体を動かす。こちらも本格的だ (c)朝日新聞社

竹内薫(たけうち・かおる)/サイエンス作家。科学評論、エッセイ、書評などを多数執筆。「サイエンスZERO」などテレビ出演も多い。無類の猫好き (c)朝日新聞社

竹内薫(たけうち・かおる)/サイエンス作家。科学評論、エッセイ、書評などを多数執筆。「サイエンスZERO」などテレビ出演も多い。無類の猫好き (c)朝日新聞社

「マット先生。うまく動いてくれない」

「そこでどっちの方向を向かせないといけないの?どんな指示が必要だっけ?さっきスピンでやったことを思い出して」

「楽しくないと学ばない」

 YESインターナショナルスクールは今年4月、日本語と英語、プログラミング言語の3つを学ぶ「トライリンガル教育」を掲げて開校した。校長を務めるのは、サイエンス作家の竹内薫さん(56)。子どもたちは、午前8時半から午後3時までの7時限制で、完全に英語によるプログラミングや英語、アートの科目に加え、日本語と英語で別々に算数と理科を学ぶ。

 国語や音楽、体育は日本人の先生が教え、午後3時からはクッキングやフラダンス、ブラジルの武術「カポエイラ」などを学べる学童プログラムも提供している。学童だけに通ってくる子どもも6人ほどいるという。

 日本人の先生は担当する授業ごとのパートタイムが多いが、マット先生ら米国人2人とフィリピン人1人は常駐で、休み時間やランチタイムも、子どもらと英語で交流している。

 この日のランチタイム。ハワイ出身の英語担当、キャリー・ゴメス・ホクナニ先生(28)がおもむろにクイズを出した。

「バイリンガルクイズです。三つの野菜が入っている日本の飲み物は何ですか?」

 もちろん、実際は英語。誰も答えられない。

「わからない? 答えは三ツ矢サイダー。三つ野菜だ~」

 キャリー先生が日本語で明かした回答に先生たちは失笑するが、子どもたちは大喜び!教室は子どもたちの笑顔であふれている。マット先生は言う。

「子どもにとっては楽しいことが重要。楽しくないと学ばないんです。子どもがどれだけ楽しんでいるか。どれだけ学んでいるか。この二つを見極めながらカリキュラムを作っています」

●方針合わねば「辞めて」

 授業内容は、先生自らが考えて、竹内校長と相談しながら決めている。プログラミングでは、5~7歳向けの教材として知られるプログラミング言語「スクラッチジュニア」の英語版を使う。竹校長いわく、


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