空中ブランコで宙を舞いながらダイエット サーカスフィットネスに注目 (3/3) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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空中ブランコで宙を舞いながらダイエット サーカスフィットネスに注目

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西元まりAERA#ダイエット

「いくらサーカス」では、エアリアルティシューなど空中演技のレッスンが可能(撮影/西元譲二)

「いくらサーカス」では、エアリアルティシューなど空中演技のレッスンが可能(撮影/西元譲二)

キッズサーカス入門クラスには学校帰りの子どもも(撮影/西元譲二)

キッズサーカス入門クラスには学校帰りの子どもも(撮影/西元譲二)

東京都墨田区の「エアリアルジム・くぅ」の発表会の様子。小学校高学年の子どもたちが積極的に難度の高い技を練習し、プロ顔負けの演技を披露する。将来、プロとして活躍したいという目標をもって始めた子どもも多い(撮影/西元まり)

東京都墨田区の「エアリアルジム・くぅ」の発表会の様子。小学校高学年の子どもたちが積極的に難度の高い技を練習し、プロ顔負けの演技を披露する。将来、プロとして活躍したいという目標をもって始めた子どもも多い(撮影/西元まり)

屋外で空中ブランコ体験ができる「トラピーズヒーローズ」。会員のナンシー富岡さん(51)は、「17年前、海外旅行先で当時4歳の娘が簡単そうにやっていたのに自分はできなくて」と始めた。今では一人で飛べる(撮影/西元まり)

屋外で空中ブランコ体験ができる「トラピーズヒーローズ」。会員のナンシー富岡さん(51)は、「17年前、海外旅行先で当時4歳の娘が簡単そうにやっていたのに自分はできなくて」と始めた。今では一人で飛べる(撮影/西元まり)

●プロになった卒業生も

 エアリアルティシューをはじめとするサーカスフィットネスが体験できるスタジオが増えたのは、ここ数年。東京・錦糸町にあるスタジオ「エアリアルジム・くぅ」を運営する「エアリアル・アート・ダンス・プロジェクト(AADP)」の代表、若井田久美子さんは、その先駆け的存在だ。

 2002年からフランスで技術を学び、05年に日本で初めてのエアリアル専門スタジオをつくった。門下生の中には今、シルク・ドゥ・ソレイユのショーに出演する人もいるなど、活躍の場が増えている。そんな先輩たちに続こうと、将来を夢見る子どもが多く通う。

 若井田さんは、シニア向けのサーカスフィットネスも考案した。天井からつり下げた布にぶら下がるなどして、ストレッチ、筋力トレーニング、リラクセーションが一度にできる「ライレア」だ。姿勢や骨格の矯正効果も期待できるという。

 埼玉県川口市の「タタミスタジオ」代表、たむらひろしさんは、「エアロ・ヨガ」の運営を12年に始めた。身体を逆さにする効果を学術、医療の両面から研究した成果を生かしたという。

●逆さの体勢で血流改善

「特に女性は年齢とともに内臓を支える筋肉や筋膜が弱ってきて、胃が下がりやすくなったり、骨盤底筋のゆるみから尿漏れを起こしたりするのですが、逆さになると内臓の位置が戻り、筋膜を鍛えます。また、リンパ液や脳脊髄液、血液の流れも、逆さになるとよくなる。左右や上下が変わることでボディーマッピングが変わり、頭の体操にもなります」

 木と畳のスタジオという環境も、リラックスしやすい雰囲気を醸し出している。ポイントは、逆さになった時、いかに全身の力を抜けるか。バランスが悪いと、体は揺れ続ける。自分の精神と健康状態が反映されているように思えてならない……。

 エアロヨガを体験してわかったが、天井からつるされた布を腰や足の付け根に巻くとき、食い込んでかなり痛い。でも、2~4週間に1回のレッスンを2、3回繰り返すうちに慣れるという。

 さて、そんなサーカス体験を経た数日後。かなり筋肉痛はあったものの、おや? 二の腕にあった肉がすっきりしているではないか?! 女性は年を重ねると、わき周りのボディーラインがもたついて、夏場の薄着は後ろ姿が心配になる。そんなハミ肉が少し気になり始めていた矢先だっただけに、痛みも吹っ飛んだ。

 心や体の贅肉を取りたくなったら。余計な雑念を払いたくなったら。そして、自分の限界を超えたくなったら、1時間半のサーカスフィットネス。自信を失いかけている人はぜひ、一度体験してみてはどうだろう。(ライター・西元まり)

AERA 2016年8月22日号


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